同期のあいつと私の家族
heart.4
「お姉ちゃん!あれ乗りたい!」
「蒼空にはまだはやいからダメだよ。」
「やだ乗りたい!」
駄々をこねはじめる蒼空。
夏に突入し神崎家は兄妹でプールに来ています。
「蒼空。あれはまだ乗れないけど、あっちのスライダーなら乗れるぞ。行くか?」
「りょうまにぃ!いく!」
正確には、神崎家プラスワン(須佐)で遊びに来ています。
駄々をこねていた蒼空は、須佐に連れられ子どもでも乗れるスライダーの方へ行った。
須佐の言うことは大体素直に聞く蒼空。