* switch *
暫くして 翔君が帰って来た。

「結弦、今日こそほんとお前の機転の良さに救われたよ。月夢を連れ出してくれてありがとう。」

「翔お疲れ。多分 月夢がイメチェンしてから 遅かれ早かれ こんな事が起こるだろうなと予想はしてたが、TVのカメラ入るとなると別…。」

「厄介だよな。芸能人じゃないって、わかって欲しいよ…結弦、昔似た様な事あったんだよ。」

「お兄ちゃん そんな事あったんだ?」

「世間の興味は嵐の様に来て 熱は冷めたのは早かった…月夢が留学してた頃の話だから、初耳だろ?」

「結弦 あのライブハウスで超騒がれて 一時学校にも行けない時もあったんだよ。」

「だから月夢 明日は翔の家から一歩も出るな。俺も暫くは 此処には来ない。尾行されたくないからな。」

「大層な事になってる気がするんだけど…」

「月夢、マジヤバいから、大人しく結弦の言う事聞いてね。」

「わかった。お兄ちゃんの約束ちゃんと守るね。」

「ああ。俺は帰るよ。翔 後よろしくな。」

お兄ちゃんが帰って、暫く翔君との同居?同棲生活が始まる様だ。

月夢の生活が色々な事で 振り回される日は まだまだ続くのであった。





< 138 / 228 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop