ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
上着とコートだけキレイにハンガーに掛け、壁のフックに吊るされていた。

「私…」

目覚めたばかりだと言うのに大欠伸が出る。

私は元カレの田代さんと新橋のバルで食事して、急に眠くなって、でも一緒にタクシーに乗ったのは康秋さんで…

頭の中に浮かぶ記憶を少しずつ思い出し、整理していった。

コンコン
ドアのノック音。

「璃愛ちゃん、起きてる?」

相良さんの声のドア越しに聞こえ、ベットから出てドアを開けた。


「起きてた?」

「あの…康秋さんは?」

「康秋は仕事だ…朝飯出来てるから…一緒に食べよう」

「あ、はい…」

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