ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「私…」

「璃愛…俺が来なかったら、君は田代にラブホ行きだったぞ…全く」

康秋さんが一台のタクシーに捕まえ、一緒に後部座席に乗り込んだ。

シートに靠れかかった途端、更に強い睡魔が襲って来た。

「君は田代に睡眠薬を飲まされたようだな…」

――――だから眠いんだ…

康秋さんの声を遠ざかる意識の中で訊き、そのまま睡魔に身を任せ、眠り込んでしまった。


*******

誰かが私の手の甲を舐める。

私はそれがくすぐったくて目を開けた。

目覚めた私の顔のそばに来て、甘えたように啼く猫ちゃん?


「ラッキー??」

私は急いで睡魔を飛ばし、カラダを起こす。

「此処は…」

康秋さんの部屋・・・

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