ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「・・・二人がそうしたいなら…そうしても構わないが…車椅子の雷造叔父さんは挙式に参列できないぞ」

「あ…それもそうですね…考え直します」


「そうしてくれ…二人の仲人はもう頼んだから…お前と間宮さんの二人で、挨拶に行ってくれ」

「えっ?仲人ですか??誰に頼んだんですか?敦司さん」

「白石達生(シライシタツキ)夫妻に頼んだ…達生には大変世話になっただろ?アイツは一番、お前の行く末を心配していたからな」


「康秋君、結婚決まったようですね。おめでとうございます」
給湯室でコーヒーを淹れてた柊さんが戻って来た。

「ありがとうございます。柊さん」

「柊…少し席を外してくれるか?」

「承知しました…お二人のコーヒーご用意したので、コーヒーを飲みながらゆっくりとお話下さい」

「サンキュー、柊」


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