ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「何処でもいいから座って…」

私はプリンス様に目の前に腰を下ろした。

「あれから・・・東亜の諏訪部先生に電話を掛けて訊いたんだ」

「えっ?」

プリンス様はブリーフケースから一枚の色紙と写真を取り出した。

「これは・・・」

「ワザワザ、実家に帰って…探して来た…これが君だよな…」

写真には九歳だった私が大勢の子供たちとコーガを囲むように写っていた。
「これがその時の色紙」

『お仕事がんばってください。ずっとコーガさんをおうえんしています。白井璃愛』

色紙にはそう書かれていた。


「苗字は違うけど…これは君は書いたんだよね…」

< 37 / 245 >

この作品をシェア

pagetop