ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「確かに書きました」

十五年前の物だけど、彼はちゃんと残していた。

「今は芸能界の仕事ではなく、他の仕事頑張っているけど…」

彼はウーロン茶を一口飲んだ。

「適当に君の食べたいモノを頼んで」

以前から入ってみたいと思っていた店。
でも、あの行列を見ると躊躇ってしまった。
クールなプリンス様も私の前では昔のように爽やかな笑顔を浮かべ、気さくに話をしてくれた。

あの頃に時間が戻ったかのように。

私は彼の笑顔にココロを許してしまい、会話を弾ませていった。

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