ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
彼女たちは不貞腐れた表情で、自分たちのテーブル席に戻った。

「ゴメンな…」

「いいんですよ…」

「十年前の話なのに…皆…俺の顔憶えているんだよね…俺って十年前と全然変わってないのかな?」

伊集院さんは独り言をつぶやき、席に腰を下ろす。

私はテーブルにトレーを置いた。
「ミラノサンド幾らだった?間宮」


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