ONLY YOU~愛さずにはいられない~(完)
「このまま見過ごす?」

「それは…」
私は眼鏡のブリッジを上げて背中に汗を滲ませた。

「・・・まぁ、君の自由だけど…」

「・・・伊集院さんにも馬鹿な真似だと言われたし…私は馬鹿なコトをしようとしてるのかと思っちゃって」

「そう…康秋に会ったんだ…」

「はい…」

「それよりも・・・アイツ…大阪出張から帰って来て、インフルでダウンしてる」

「えっ?」
やっぱりあの咳はインフルだったんだ…

「でさ…熱に魘されながら、うわ言のように君の名前と豚まんって言ってるんだけど…」

「私…彼に大阪のお土産に蓬莱の豚まん…頼んだから…」

「そっか…俺…今夜、バイトあるから…康秋の看病頼める??」

「えっ?」
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