誠の華−ヒルガオ−




「ったく、まだ話は終わってねえのに」


呆れたように土方が言葉を吐き出した。


私もてっきり話は終わったものだと思い込んでいたからこの後に開催を予定していた甘味会から土方の話に頭を切り替える。



「奴等が吐いた情報についてだ」



…新八さん、聞かなくて良かったのかな。


後で私が教えてあげれば良いか。



なんて自己完結していると再び土方が話し出した。


「奴等は長州の差し金だ」


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