内実コンブリオ

これで、本日2本目のミルクティー。

好みを言い当てられ、思わず自分は感心してしまった。

自分はミルクと紅茶を混ぜた、優柔不断なイメージなのか。

それとも、これのような柔らかい雰囲気…というのは、そうありたいという、自分のただの願望である。

と、いうことの次に浮かんだこと。

チョコレートとミルクティーの物々交換。

このやり取りが何だか。



「学生みたい…」

「たしかに。でも、いいでしょ。こういうのも」

「え?」



せっかく自分は尋ね返したのに、栗山くんはふふん、と得意げに笑った。



「やり直し、ってことで」



「なんつって」などと言って、今度はいたずらっぽく笑う栗山くん。

意味がわかってしまったけど、何だかそれは、少し自分を気まずくさせた。

やり直しても、いいのかな。

後ろめたいあの時代には、戻れないことは知っているけど。

あの時代、あの頃とこだわる自分は、本当にもう、必要ないのかもしれない。
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