あべこべの世界
ほら、少し先から自転車に乗った中年の男性がやってきた。
いつもこの辺で会うのだ。
今朝も蕾の膨らんだ桜の木の前ですれ違おうとしていた。
いつもの朝と同じ。
その中年男性がじっとわたしを見つめる以外は。
その時はなにも思わなかった。
ただ駅に近づくにつれ人が増え、すれ違う人たちの特に男性がわたしの方をチラリと見て通り過ぎて行くのだ。
わたしなにかおかしいのだろうか?
早足で歩きながら、わたしは自分の体を点検した。
薄手の水色のコートと茶色いバック。
ひどく汚れているわけでもない。
後ろも同じ。
破けていたりもしていない。
そうしているうちに駅に着いた。
改札を通り抜けホームのいつもと同じ場所の列に並ぶ。
その間にも何人かの男性と目が合った。
わたしはわけが分からずただ俯いて電車が来るのを待った。
いつもこの辺で会うのだ。
今朝も蕾の膨らんだ桜の木の前ですれ違おうとしていた。
いつもの朝と同じ。
その中年男性がじっとわたしを見つめる以外は。
その時はなにも思わなかった。
ただ駅に近づくにつれ人が増え、すれ違う人たちの特に男性がわたしの方をチラリと見て通り過ぎて行くのだ。
わたしなにかおかしいのだろうか?
早足で歩きながら、わたしは自分の体を点検した。
薄手の水色のコートと茶色いバック。
ひどく汚れているわけでもない。
後ろも同じ。
破けていたりもしていない。
そうしているうちに駅に着いた。
改札を通り抜けホームのいつもと同じ場所の列に並ぶ。
その間にも何人かの男性と目が合った。
わたしはわけが分からずただ俯いて電車が来るのを待った。