夢から醒めた夢



にっこり笑って、当たり前のように言われる。

一緒に暮らすようになってから、今まで我慢していたのかってぐらい激しくなった。

平日だろうと休日だろうと、関係なく求められる。

休み前や休みの日になると、一層激しさを増す。

せっかくの休みだろうと、足腰が立たなくなる。

そのため、1日中ベッドにいることだって珍しくない。

今まで手加減されていたのだろうか。


それに、体を重ねなくてもずっと近くにいる。

出掛ける時に手を繋ぐのは当たり前のこと。

食事をするにも、隣に座る。

テーブル席でもだ。

それも、近い。

誰かに見せつけるみたいに、歩いてる時に腰に手を回してくることもある。

その様子を1度、菜緒に見られた。



「……うん。それじゃあ、誰も割って入らないよ」



呆れてんのか、菜緒の方が恥ずかしがっているのか、よく分からない表情で言われる。

イヤ、知り合いに見られたこっちが恥ずかしい。




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