夢から醒めた夢



フルネームを言って分かるか分かんないけど言った。

菜緒は、少し考えているようだけど、急に驚いたような顔をする。



「慎吾ってまさか、あの合コンの時の1番のイケメン?」

「そう、ソレ」

「連絡先交換してたの?」

「イヤ、私が寝ている間にスマホを見たらしい」

「え?最初から逃すつもりはなかったってこと?」

「状況から見て、そう見えるよね……」



何で、こうなったんだ。

そもそも、合コンの時は一言二言しか話してない。

2度目の時は、一切話していない。

それに、合コンの時は他に可愛い子はいた。

もちろん、菜緒の方が可愛い。

なのに、目をつけられたのは私。

一体、どういうことだ。



「それで、逢うとか言っていたけど、慎吾くんと逢うの?」

「逢う」

「大丈夫なの?慎吾くんのことだから、何もないとは言い切れないよ?」

「夜じゃなきゃ大丈夫じゃない?それに、来なかったらお母さんにバラすって言われたし」




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