結論、保護欲高めの社長は甘い狼である。
社長とこのお店はなんだかあまりマッチしないけれど、彼はまったく気にせず中へ進んでいく。
そして、ヘアピンやバレッタなどが飾られているコーナーに来たところで、ようやく手が離された。
雑貨屋になんの用があるのだろう、と疑問ばかりが渦巻く私に、社長はさらに謎な質問を投げかけてくる。
「倉橋さんは、ヘアアレンジをするのは得意ですか?」
「えっ? いえ、あまり得意では……」
なぜ急にヘアアレンジ!?と、わけがわからないまま答えると、彼は意味深な笑みを浮かべてこんなひとことを放つ。
「じゃあ、私に挑戦させてください」
……はいー!? 一体どういうこと!?
理解不能すぎて唖然とする私。しかし、彼は構わずヘアアクセサリーを物色し始める。
おかしな顔になっているに違いない私にあれこれとあてがったのち、上品なゴールドのフェザーバレッタやゴム、ヘアピンを手にしてレジへ向かった。
ものの数分で雑貨屋をあとにすると、また眼鏡屋に戻る。その間、詳しいことはなにも教えてもらえなかった。
思えば、最初からそうだ。私に『付き合ってください』と言ったときも、今日のお誘いをしてくれたときも、社長は一番重要な理由を語ってくれていない。
絶対なにか裏があるよね。やっぱり今日は、ただの甘いデートなんかではなさそうだ……。
そして、ヘアピンやバレッタなどが飾られているコーナーに来たところで、ようやく手が離された。
雑貨屋になんの用があるのだろう、と疑問ばかりが渦巻く私に、社長はさらに謎な質問を投げかけてくる。
「倉橋さんは、ヘアアレンジをするのは得意ですか?」
「えっ? いえ、あまり得意では……」
なぜ急にヘアアレンジ!?と、わけがわからないまま答えると、彼は意味深な笑みを浮かべてこんなひとことを放つ。
「じゃあ、私に挑戦させてください」
……はいー!? 一体どういうこと!?
理解不能すぎて唖然とする私。しかし、彼は構わずヘアアクセサリーを物色し始める。
おかしな顔になっているに違いない私にあれこれとあてがったのち、上品なゴールドのフェザーバレッタやゴム、ヘアピンを手にしてレジへ向かった。
ものの数分で雑貨屋をあとにすると、また眼鏡屋に戻る。その間、詳しいことはなにも教えてもらえなかった。
思えば、最初からそうだ。私に『付き合ってください』と言ったときも、今日のお誘いをしてくれたときも、社長は一番重要な理由を語ってくれていない。
絶対なにか裏があるよね。やっぱり今日は、ただの甘いデートなんかではなさそうだ……。