結論、保護欲高めの社長は甘い狼である。
「すごい……お上手!」
「簡単にできますよ」
さらっと言ってのける社長には感服する。この人にできないことはないのだろうか。
感動で目を輝かせ、いろんな方向に顔を向けて髪型を観察していると、眼鏡が仕上がったらしく店長さんに呼ばれた。
さっそくかけてみて、クリアな視界とかけ心地の良さに大満足。今までのどの眼鏡よりも似合っている気がするし、髪型も違うし、新しい自分になったみたいでとても気分が上がる。
「いつもの自分とは大違い」
再び鏡に映した自分に、ぽつりと呟いた。
背後に映り込んできた社長が、鏡越しに私と目を合わせて満足げに頷く。そして、思いもよらないひとことを口にした。
「これで、完璧に私の秘書です。一日限りの」
……ん、秘書? 一日限り?
「…………はい?」
なんのことやら理解不能で、タイムラグを置いてから気の抜けた声を漏らした。
振り返れば、社長はすでにレジで金色にきらめくカードを差し出している。スマートに会計が済まされ、呆然としたままの私は再び手を引かれて店を出た。
繋がれた手の熱さも気にならないほど、今の私は混乱している。今日の本当の目的はなんなのか、はっきり説明してもらわずにはいられない!
「簡単にできますよ」
さらっと言ってのける社長には感服する。この人にできないことはないのだろうか。
感動で目を輝かせ、いろんな方向に顔を向けて髪型を観察していると、眼鏡が仕上がったらしく店長さんに呼ばれた。
さっそくかけてみて、クリアな視界とかけ心地の良さに大満足。今までのどの眼鏡よりも似合っている気がするし、髪型も違うし、新しい自分になったみたいでとても気分が上がる。
「いつもの自分とは大違い」
再び鏡に映した自分に、ぽつりと呟いた。
背後に映り込んできた社長が、鏡越しに私と目を合わせて満足げに頷く。そして、思いもよらないひとことを口にした。
「これで、完璧に私の秘書です。一日限りの」
……ん、秘書? 一日限り?
「…………はい?」
なんのことやら理解不能で、タイムラグを置いてから気の抜けた声を漏らした。
振り返れば、社長はすでにレジで金色にきらめくカードを差し出している。スマートに会計が済まされ、呆然としたままの私は再び手を引かれて店を出た。
繋がれた手の熱さも気にならないほど、今の私は混乱している。今日の本当の目的はなんなのか、はっきり説明してもらわずにはいられない!