副社長には内緒☆番外編☆
でも、本当に香織といると心休まる時がない。

男が寄ってこないか心配で心配で……。
可愛くて、大切で俺の目の届くところにずっと置いておきたくなる。
そんな俺の気持ちなど全くわかってないのだろう、無邪気な顔で香織は「今日はね……あそこと……」と楽しそうに話しだした。

俺の親友の誠と、香織の親友の莉乃ちゃんでテーマパークに行って以来、ようやく二人で出かけてくれるようになった香織。
何度か、映画や買い物や、仕事帰りに食事そんな風に過ごしてきた。

華やかな見かけとは違い、とても優しくて、友人思い。そして真面目。
勢いやノリで決して付き合うタイプではない事がわかった。

俺はと言うと、どんどん好きになるしそろそろ正式にお付き合いしたい。
でも、いまいち香織が俺の事をどう思っているかが不安だ。
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