夢を追え!!

「お祖母様のことまでよくご存知で。ご心配なく、部活は自由にしていいと、母と約束しておりますので」

…ゆきに、人のことは言えないかも。

この人の言い方は悪意がある。分かってる。

「貴方、陰でなんて言われてるか知ってる?」

「…」

「雪兎くん、だっけ?貴方、彼のストーカーって言われてるのよ?不名誉なことこの上ないわね。あなたほどの実力者がそんな不名誉を負ってまで泥臭い部活になんか…」
「ちょっと!おっそい!!」

不意に割り込んできた声に思わず顔を向ける。

腕を掴んできた望に引っ張られていく。

「ゆきくんの伝言受け取ってる人が遅刻しないでくれる!?」

「ごめん…」

思わず謝ってしまう。

チラッと後ろを見ると、華道部の部長は追いかけてくる気はないみたいだった。
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