君を愛していいのは俺だけ

 気持ちならとっくに向いてる。
 だけど、なんて返したらいいのかわからなかったし、佐久間さんたちと一緒にいるなら切り上げたほうがいいだろう。


【お邪魔してすみませんでした。また連絡していいですか?】
【いつでもどうぞ】

 彼はそう言ってくれたけれど、一喜一憂しているのは、きっと私だけ。
 冷たくされたように感じて遠く感じたり、話して笑顔を見たら近付けたような気がしたり。

 こうしてやり取りをしても、きっと陽太くんは、あくまでも社員として私を見ているんだろうな。

 それからしばらくは、送ってくれた写真に食い入るように眺めて過ごした。


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