君を愛していいのは俺だけ

 翌日から一念発起して、陽太くんの好きなタイプの女性に近付く努力をすることにした。
 今の彼が私をどう思っているか分からないけど、せっかく再会できたのだから、なにもしないで後悔はしたくなくて……。


 まずはお洒落の研究から。
 一応、前職は大手アパレルだったし、ダサい服装をしていると上司に目を付けられるから気を配ってはいた。
 転職した今も、自社サイトを利用して購入した服を身に着けている。

 だけど、もっともっと魅力的に自分を飾れるよう、色々な雑誌を見たり、展示会に足を運んだりした。
 自分に似合う服と好きな服は違うもので、私らしさを消さない程度のギャップのある服装にも挑戦してみようと思う。


 それから、MDの知識を深めた。
 一般的なアパレル企業とは違って、EC事業のアパレルはサイトの仕組みを知っていた方が要望を伝えやすいと先輩に言われ、短期間のスクールに通うことにした。
 仕組みを理解することで仕事の効率も上がってきたし、任される領域も広がりそうだ。


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