君を愛していいのは俺だけ
【お疲れ様です。今日はご馳走様でした。クリスマスは特に予定はありません】
【ごめんね、突然こんなこと聞いて。じゃあまた明日。おやすみ】
もしかしたら、今年は陽太くんから誘ってもらえるのかもしれないと思っていたから、彼からの返事は期待外れだった。
この前、少しずつでいいからお互いのことを知りたいと話したけれど、それはきっと復縁に繋がるものではないんだろうな。
懐かしんで思い出話をしてくれるのは、彼の中で私との時間が過去になっているからかもしれない。
彼との日々に区切りを付けられず、今がその続きのように感じているのは、きっと私だけ。