君を愛していいのは俺だけ
「今の俺をもっと知って」
「っ!!」
首筋にキスをされて、全身が一瞬にして強張ってしまった。
七年前の彼は、こんなふうに迫ったりしなかったと思い出す。
もっとゆっくりと、少しずつ気持ちを確かめるように愛してくれたはずなのに……。
私が知っている陽太くんと、どれくらいかけ離れているんだろう。
「陽太くんっ……!!」
「ん?」
私の両手をベッドに押し付け、逃げ場を奪いながら、彼は首筋や耳に優しくキスを落としてくる。
触れられたところがひとつずつ確実に熱を持って、鼓動が急くのを止められなくなった。
「待って」
「なにを?」
「それ以上は、まだっ……」
「それって、なに?」
甘い声色で耳に吹きかけるように話す彼は、意地悪な笑みを浮かべて私を見下ろした。