君を愛していいのは俺だけ

「陽太くん」
「なに?」
「もっと、愛してくれないと……やだ」

 思いのままに愛することを許された夜は、胸の奥まで抱きしめられたように熱い。


 声にならない返事をした彼女に入る。
 少しずつ愛の形を確かめるように見つめ合い、時にキスを交わして。


「愛してるよ、仁香」

 彼女の温もりが現実だと自分の身体に刻みつけ、深く抉って突き立てれば、寝室に嬌声が響き渡った。




 うとうとしている彼女をそっと抱き寄せ、綺麗な髪を撫でながらベッドで横たわる。


 今日の仁香は少し違ったな……。
 俺の様子を窺うような目で、心配そうにしていた。
 それに、最中に乱れながら、心のどこかで俺になにかを問いかけていたような……そんな感じがして。


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