過保護なドクターととろ甘同居



帰るつもりはないと言っていたけど、もしかしたら朝まで飲むつもりなのかもしれない。

外泊するつもりだとしても、別に同じ部屋で過ごすつもりではないかもしれない。

そんなあらゆる可能性ををひたすら考えていた。


食事を終え、先生に連れられていったのは、食事をしたホテルのフロントだった。

私を待たせ、戻ってきた先生は、カードキーを一枚手にしていた。

まさかの展開に、再び激しく鼓動が打ち付ける。

明らかに動揺した様子で、先生の顔と手元のカードキーを交互に目にする私に対し、先生の方は普段と何ら変わらぬ様子で、穏やかに笑みを浮かべる。

そしてごく自然に私の腰へと手を回し、エレベーターホールへと向かっていった。

< 104 / 144 >

この作品をシェア

pagetop