過保護なドクターととろ甘同居
妊娠がわかって崩壊した涙腺が少し落ち着いたところに、今度はこんなサプライズを用意され、また一気に視界が潤んでしまった。
先生の手に載る白いケースの中、大粒のダイヤのリングがキラキラと光りを反射している。
濡れた頬を拭う手を取られ、先生は取り出したリングを私の左手の薬指へとはめてくれた。
「ぴったりだな」
すんなり入ったリングは指のサイズを測ったかのようにちょうどよく、先生は満足そうに呟く。
「実は寝てる間に測らせてもらったんだけどな」と少し照れたように笑った。
左手に輝くリングを目にして、込み上げる幸福感が溢れ出してしまいそうだった。
それがこぼれ落ちていかないように、飛び込むようにして先生へと抱き付く。
きつく回した腕に幸せを噛み締めながら、そっと先生の顔を見上げた。