過保護なドクターととろ甘同居


診察室のベッドに横になり、白衣を捲り上げる。

横に来た先生は、丁寧に出した私の下半身にタオルケットを掛けてくれた。


「新しいエコー使うんですか?」


見慣れない機械を横目に入れながら、ベッドサイドに掛ける先生に質問する。

先生は機械の操作をしながら「ああ」と短く返事した。

声の調子はいつも通りのものの、その横顔はどこか楽しそうだ。


「どんな顔をしているかまで、今までの3Dよりもよくわかるからな。それに、動画で見れる」

「えっ、そうなんですか?」


掛けたタオルケットを少し捲り、お腹にエコー用の検査用ゼリーを落とす。

ひやりと冷たい感触にビクッと体が震えるのは、もう何度やっても慣れない。

ジェルを伸ばしながらプローブが下腹部を滑る。

モニターに映ったリアルな胎児の姿に「うわっ……」と思わず声を上げてしまっていた。

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