過保護なドクターととろ甘同居


小さな両手を口元に当てるようにして丸まる様子が見えると、先生は「寝てるみたいだな」とクスッと笑った。

二人してじっと画面に見入る。

赤ちゃんはくの字に曲げた足をたまに動かしたりしていて、微々たる動作でもその度に歓喜の声を上げてしまう。


「あっ、あくびしてる!」

「ほんとだ。やっぱりすごい鮮明だな……導入して正解だった」


まだ会えないお腹の中にいる赤ちゃん。

だけど、こうして私の中で着実に成長していることがわかる。

あと五ヶ月もすればこの手に抱けることが叶うと思うと、その日が待ち遠しくて仕方ない。


「……やっぱり女の子かもしれないな」

「えっ、女の子!」

「んー……断定は出来ないけど、ここ何回か見ていて付いてないような気がする」

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