過保護なドクターととろ甘同居


「パパ、ママじゃなくて、陽美と結婚式して?」


抱き上げてくれた先生にギュッとしがみつき、陽美はそんなことを口にする。

先生はどこか嬉しそうな笑みを浮かべて、陽美の頭を撫でていた。


「陽美はパパとママの指輪を持ってきてくれるんだろ?」

「えー、じゃあ陽美はパパと結婚できないの?」


そんな微笑ましい光景を目にしつつ、何だか少しだけさみしいような気持ちに胸がもやもやしてきてしまう。

たまに、ほんのちょっとだけ、陽美が羨ましいような気分になるときが今までも何度かあった。

先生を独占して、純粋に甘えることができること。

それは、今の私にはどこか難しい。


「ママ、おやすみなさーい」

「うん、おやすみなさい」


先生に抱かれ私へと手を振る陽美をリビングから見送り、途中にしていた食器洗いの続きを再開した。


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