過保護なドクターととろ甘同居


最近、“結婚”というフレーズを覚えた陽美は、事あるごとにその言葉を口にしている。

それは、ここ数ヶ月、結婚式の準備で忙しい日々を送ってきたからだ。

先生は陽美が生まれて一年が経つ辺り、乳児期の大変な時期も過ぎたことだし、結婚式を挙げようと言ってくれていた。

だけど、私はもう少し陽美が大きくなってからがいいと意見した。

せっかく娘が生まれたのだから、結婚式には娘に参加してもらいたい。

フラワーガールやリングガールをやってもらえたら、きっと素敵な挙式になるはず。

そんな夢があったから、陽美がもう少し大きくなってからがいいとお願いした。

そして、その式はやっと、明日と迫っていた。

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