過保護なドクターととろ甘同居
「謝るなら俺の方だと思うけど。無理に付き合わせちゃったわけだし」
「いえ! そんなことは!」
必要以上に声がでかくなった私をチラリと見て、先生はクスッと息を漏らす。
何だかさっき先生と会ってから、普段の自分を保てない状態が続いている。
緊張しているのは確か。
それに加えて、先生の放つ空気にドキドキしっぱなし。
大人の男の魅力とでも言うのだろうか、歳下の彼氏と付き合っていた私には何だか刺激が強め。
様になるスーツ姿も、運転する慣れた感じも、女性にスマートな対応ができちゃうことも、どこを取っても魅力的に映ってしまう。
落ち着かない気持ちのせいか、チラチラと先生の運転をする横顔を盗み見る。
何度かそんなことを繰り返すうち、不意に先生の顔がフロントガラスからこちらを向き、視線がバチっと合ってしまった。