クールな王太子の新妻への溺愛誓約
ピエトーネではいつもひとりだった。それが常だったから警護なんて仰々しすぎると思ったのだ。
「そういうわけにはいかない。明日、マリアンヌの部屋へ向かわせるから、その者と一緒に行くがいい」
「ありがとうございます」
そこまで言われて断る理由もないだろう。王族の体裁があるのかもしれないが、マリアンヌのことを心配してくれているようにも思えて嬉しくもあった。
今夜は思いがけない出来事がいくつもあり、マリアンヌは明け方近くまでドキドキして眠れなかったのだった。