FUTURE☆DIARY~未来日記~
叶翔くんの隣は、私じゃなくて金本さんなんだ。



叶翔くんの助手席は、金本さんなんだ・・・・。


勇気を出せた人だけが座れる、特別な席。





私は勇気を出すどころか、逃げてしまった。




こんな最低な私に、座れる特等席はないんだ・・・。




「うわああああ・・・」




私、子供のように声をあげて、トイレの中で泣いていた。



授業もロクに受けられないまま、その日一日を過ごしてしまった。
< 195 / 259 >

この作品をシェア

pagetop