不機嫌なジェミニ
受付に戻って結城さんと休憩を交代する。

「トウコちゃん、その蝶々似合うね」

と言われ思わず、耳に手を当て

「み、見えますか?」と赤くなって聞くと、

「ネックレスの事だったんだけど…耳にもついてるんだ。ジンさんにもらったの?」

とクスクス笑われる。
…自分でバラしてどうする。と思って更に赤くなって俯くと、
結城さんが耳を隠した髪を耳の後ろにかけ、カフを見つける。

「これもかわいいねえ。売り出したらきっと、たくさん売れるんだろうけど。…
トウコちゃん専用のアクセサリーって感じだねえ。
よく似合ってる。見せておくといいよ。
パーティーだし、上品だから…
ああ、ジンさんも今日はカフを付けてたね。
パーティーだからって思ってたけど…
ペアなんだね。」

とニヤニヤされてしまった。

私は隠すのを諦め、

「少し早い誕生日のプレゼントって言っていました」

「可愛い可愛い」

と結城さんは私の頭を撫で、休憩をしにパーティー会場に入って行った。


私は開いたドアの中にジンさんの姿を探す。


思った通り

ジンさんは女の人たちに囲まれ、パーティー会場の真ん中で微笑んでいた。
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