クールな部長とときめき社内恋愛
「友野さんも行くよね?」
不参加を考えていたところに周りから声をかけられて、「ええっと……」と顔を上げたとき、藤麻さんと目が合ってしまった。
また鼓動が騒いでしまいそうな気がして、朝と同じように視線を逸らす。
そのまま断る理由も浮かばず、「行きます」と返事をした。
仕事が終わると、会社の最寄り駅の近くにある居酒屋に第三営業課のメンバーで集まった。以前にも課の飲み会で来たことのあるお店で、飲み放題のコースメニューが充実している。
三課だけだと女性はわたしを含めてふたりしかいないし、わたしは端っこの席でいいと思っていたのに、奥に詰めて、と言われてその通りにしたら藤麻さんの隣になってしまった。
会社で目を逸らしたりして気まずいと思うから、藤麻さんの近くにはなりたくなかったのに。しょうがない、ここはとにかく普通の態度を心がけよう。
他の人たちの会話に小さく笑いながらお酒を飲んでいると、目の前の席にいる山村《やまむら》さんが、からかいじみた声で話しかけてきた。
「友野、昨日総務部の沢本に『わたしと結婚したいと思う?』とか聞いたんだって?」
「えっ……なんでそれを……!?」
昨日の失敗を知っている山村さんに、驚いたわたしは焦りだす。ここでその話はしてほしくない。
不参加を考えていたところに周りから声をかけられて、「ええっと……」と顔を上げたとき、藤麻さんと目が合ってしまった。
また鼓動が騒いでしまいそうな気がして、朝と同じように視線を逸らす。
そのまま断る理由も浮かばず、「行きます」と返事をした。
仕事が終わると、会社の最寄り駅の近くにある居酒屋に第三営業課のメンバーで集まった。以前にも課の飲み会で来たことのあるお店で、飲み放題のコースメニューが充実している。
三課だけだと女性はわたしを含めてふたりしかいないし、わたしは端っこの席でいいと思っていたのに、奥に詰めて、と言われてその通りにしたら藤麻さんの隣になってしまった。
会社で目を逸らしたりして気まずいと思うから、藤麻さんの近くにはなりたくなかったのに。しょうがない、ここはとにかく普通の態度を心がけよう。
他の人たちの会話に小さく笑いながらお酒を飲んでいると、目の前の席にいる山村《やまむら》さんが、からかいじみた声で話しかけてきた。
「友野、昨日総務部の沢本に『わたしと結婚したいと思う?』とか聞いたんだって?」
「えっ……なんでそれを……!?」
昨日の失敗を知っている山村さんに、驚いたわたしは焦りだす。ここでその話はしてほしくない。