遠い昔からの物語

◇第四話◇


数日後の西日が差しかかる頃、彼は再度、廣子を訪ねてやってきた。

()しく、彼女はまだ帰宅しておらず、またしてもわたし一人が留守番だった。

だけど、今日は伯母がちょっとした用事で近所に行っているだけだったので、彼には奥の座敷に上がって待ってもらうことにした。

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