*Dear……*~ハイスペック男子と甘いLove Storyを~
わざわざ本当の理由をあかす必要ないと思う以上に、なぜか本当に先輩の婚約者としてこの場にいるような気分になっていた。

とても誇らしい気分で至福の笑みを浮かべる私がいるなんて、アンビリバボー!

先輩の隣でマリッジリングなんて見ちゃって、舞い上がりすぎて頭空っぽになって、天使の羽でも飛び交い出した? みたいな。


「ごめんごめん、お待たせ。……これ気に入ったの?」


先輩は、紙バッグを大切に胸で抱え幸せ噛み締めながら再びブレスに熱視線を送る私の隣に並び、ガラスケースを覗き込んだ。


「……いえ、別に」


私は、物欲しそうにしてたと思われたくなくて、咄嗟に嘘を付いた。
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