最後の恋 〜 eternal love 〜
その1週間後には、彼を連れて私の実家へと挨拶にも行った。


突然の事に両親も驚いていたけど、母は昔に一度だけ会っていた彼のことを覚えていたらしくとても喜んでくれた。


母はきっとあの当時から、一人娘である私の気持ちなんて見抜いていたのだろう。


「杏奈、本当に良かったね。おめでとう。」キッチンで二人きりになった時にかけてくれた母の言葉とその笑顔。


それだけで母の気持ちが痛いほど伝わってきた。


鼻の奥がツーンと痛くなり目頭が熱くなった。


両家の承諾も得ることが出来た後は、彼の両親に


「どうせ結婚するなら、早いほうがいい。」


そう言われ、5月に結婚式をあげる事が決まった。
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