最後の恋 〜 eternal love 〜
可愛くて愛想のいい店員さんに通された、明るい窓際の席で陽奈と来月行われる結婚式の話をしていると


「お待たせいたしました。」


と目の前に頼んだオムライスがサーブされた。


「うわー、杏奈のオムライス美味しそうだね。」


陽奈が、そう声をあげた。


確かに、半熟卵の鮮やかな黄色の上にかけられたデミグラスソースがとても美味しそうに見えて、オムライスに決めたのに。


急にこみ上げた軽い胸焼けの様なものに、少しだけ陽奈の言葉に返すのが遅れた。


「どうか、した?」


目の前の陽奈が、私の様子を伺う様に斜め下から覗き込んだ。


「…ううん、大丈夫。」
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