最後の恋 〜 eternal love 〜
大丈夫とは言ったものの、もしかしたらこれは食べきる事が出来ないかもしれない。


それは普段から、出されたものは残さない主義の私には許し難い行為だった。


「本当に?」


まだ疑っている様子の陽奈に笑顔を見せると、彼女の前にもパスタの盛られたお皿がサーブされる。


さっきの軽い吐き気は、もう治っていたけれどそれでもいつもほどは食欲がなくて、申し訳ないことに残してしまった。


「やっぱり、杏奈、体調が悪いんじゃない?」


いつも残すことのない私の食があまり進んでいないのを見て、陽奈が心配そうに眉を寄せた。


「大丈夫。少し疲れが出てるだけだから…。」

「確かに、最近ハードスケジュールだったもんね。今日は早く帰ってゆっくり休みなよ。」

「うん、そうする。ありがとう。」


そう言って、バッグから財布を取り出し席を立った時だった。
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