あなたに追いつきたくて
しばらくぼーっとテレビを見ていたらスマホが鳴った。

〈今日ありがとね~!生徒さん大丈夫だった??〉

香織からのライン。

《本人大丈夫ではないと思うけど、まぁ、助けられた。今日こちらこそありがとな~》

〈あの颯人があんなに必死になって助けに行くなんてね笑〉

〈あの子でしょ?愛乃が言ってた子〉


《小高が言ってるのはそうだと思うけど、俺そんなつもりないんだけどな笑”》

《明日はやいんだろ?お休み~》

〈うん、お休み~〉


はぁ、。俺、白岡さんのこと好きなように見られてるってこと??

今日のだって別に他の生徒でも助けるけどな


いや、そもそも白岡さんじゃなかったら気づかなかったかな。

しかも、家には入れないだろうし。まぁ、それは一度白岡さんのお母さんにあったことあるからって言うのもある。


そんな事を考えているうちに俺は寝てしまった。カチャッ

その音に俺は目を覚ました。

起き上がりそっちをみると白岡さんで


スマホを開くとまだ夜中の2時。

「寝れないの?」

「あ、起こしちゃいましたか?すみません。」

「大丈夫?やっぱりコンビニの怖くて寝れない?」


「あ、平気、です笑」

さっきいつの間にか寝てしまったため、ついている電気

無理に笑っているのが見える。

「平気じゃないでしょ笑」

「やっぱり少し怖いです。夢にも出てきて…」


「手…震えてる。」

「へっ?」

「こっちおいで」
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