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その日は沢山の成人した男女がお酒を飲んだ。

アタシたちは着替えてレオのお姉さんの店で飲んだ後
タクミはハナエと何処かに行った。

アタシはレオの部屋で
久しぶりにレオに抱かれた。

「キョウ、綺麗になったな。」

スーツを着たレオは少し大人びて、何だか緊張した。

「あんまりアパートでも逢えないけど…帰ってる？」

「うーん…まぁ泊まりも多いかな？」

「もしかして浮気してるの？」

「バカだな？そんな事心配してたのか？

実は…言ったら怒るかも知れないけど…
麻雀にハマっちゃって…

友達とさ、徹夜でやっちゃうときもあって…

あ、姉貴には内緒な。」

アタシはちょっと安心したが
麻雀にハマると浮気より厄介だ…と母が父に怒ってたのを聞いた事がある。

「レオ、麻雀するのもいいけど…
勉強もちゃんとしないとダメだよ。」

「うん。ゴメン。」

レオはこの時、反省したみたいに見えたけど
その後もしょっちゅう麻雀でアタシとの約束をすっぽかすことになる。

そしてレオに送られて家に帰ると
タクミは既に帰って来ていた。

「キョウ、今帰り？」

「うん。」

２人きりだとやっぱりギクシャクしてしまう。

「そっち行っていいか？」

「え？」

「ちょっと話がある。」

「あー、うん。いいよ。」

そしてタクミがアタシの部屋にやって来た。