俺だけのLovelyメイド
「それだけ注目されてんでしょ」



「…………」




だから、人の心を平気で読まないで欲しい。こんなんじゃ、あたし何も考えられないじゃんか。





「それでは始めます‼
今年の参加者は、この7組です‼」



司会──確か放送委員がマイクに向かってそう叫び、辺りが一斉に盛り上がる。


いや、別に楽しくも何ともないから。
君たち、どっか根本的に間違ってるよ。





「次のカップルは、2年の東條・秋月ペアです‼」




司会のその言葉に、会場はさらに盛り上がる。


いや、だから……
どうしてそこまで盛り上がる必要がある?

たかが他人の恋愛話っすよ?



プニッ……



「……へ?」




顔を上げると。
東條が不思議そうな表情を浮かべ、あたしの頬を指でつついている。
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