再会はある日突然!!


そう聞いたら、こくんと頷いてくれた。


行ってくれるなら、俺が見よう。


「約束する。俺が診察するから、病院行こう。」



「わかった…、ごほっごほっ…ヒュっ…」


返事をしたあと、咳き込んで、我慢していたのか、喘息の発作が出た。


枕元に置いてあった吸引を口元に持っていく。


ここにあるってことは、最近発作あったのかな…


「ゆっくり深呼吸だよ〜。

スゥー、ハァー…」


背中を呼吸に合わせて摩る。


ななちゃんは、必死に呼吸をしようと、俺の手に合わようとするけど、なかなか収まらない。


< 122 / 281 >

この作品をシェア

pagetop