再会はある日突然!!
しばらく待つと、ぴぴっと体温計が鳴った。
ななちゃんの脇から、スルっと抜いて表示を見た。
(39.8)
…
やばいな…
「…ななちゃん、病院行こう?」
ななちゃん、病院嫌いだったよね…
嫌がるかな…
そう思っていると、やっぱり、ななちゃんは首を振った。
「ちゃんと検査して、薬もらった方が楽だよ?」
「…」
多分、ななちゃんもそれは分かっている。
だけど、病院嫌いが勝ったんだと思う。
どうしようか…
インフルエンザの検査したいけど、病院に行かないとないし…
「流星くん…じゃないと…いや…」
俺の服の裾をぎゅっと握って、ななちゃんが言った。
かわいい…
って、そうじゃなくて!
「ななちゃん、俺が見るなら、病院いってくれるの?」