再会はある日突然!!


「ごほっ…ヒュっ…ヒュー…ごほっ…」


ななちゃんは苦しいのか、涙が出ていた。


「ななちゃん、大丈夫だよ〜。」


背中を摩りながら声をかける。



治まってきた。



「そうそう。いいよ〜、ななちゃん上手だよ。」



「ハァハァ…ごほっ…ハァ…」


発作が始まってから、20分。


治まったかな…。



体力を随分使ったみたいで、今にも意識を飛ばしそうだった。



ここで、意識飛んだらやばい…



「ななちゃん、意識保っててね。」



そう言ってから、ななちゃんを抱き上げて車に向かう。

助手席の椅子を、軽く倒してななちゃんを座らせた。


ぐったりしていて、辛そうだ。



急いで病院に向かい、入口の近くの駐車場に止める。


また、ななちゃんをだき抱えると入口に向かった。



「ななちゃん、もう少しだからね。」


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