冷愛冷涙-Reiai Reirui-
「なんねーよっ」


「つまんない。芸人なりなよ。ね?」


悠里が睨みを利かせた。


こわー。


完全に尻に敷かれてるじゃん。


「何でだよっ。こんな話より愛の恋バナききてーなぁ」


わざとらしく言う陸。


ムカつくから、足を思いっきり踏んでやった。


「いてぇっ!」


反応したのは蒼汰だった。


「え!?」


バッと足元を見ると、踏んでたのは蒼汰の足だった。


「ごめーーーーん!陸だと思ってかなり本気で踏んだ!!ごめん!」


「おい、それどーゆー意味だ!?俺を何だと思ってんだっ」


爆笑に包まれるリビング。
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