孤高なCEOの秘密を知ったら、偽装婚約で囲われ独占愛に抗えない
『あ、でも、もうひとりの大切な子には気をつけておいて。彼女、一見温厚そうだけど、じつはすっごく嫉妬深い子だから』

『あの、その子というのは……』


 社長が言っていたあの、五歳のラブラドールの女の子のことだ。


『サリーっていうんだ。僕、彼女には敵視されていてね。ユウセイのことが好きだってバレちゃってるんだよ』

『サリー……』

『自分の名前に似てるって思ったでしょ』


 そう言われて、確かにとうなずく。


『ユウセイも僕も、最初にサオリの名前聞いたときは顔を見合わせたよ。
 実際に会ってみると、似てるのは名前だけじゃなかったね。日本のマメシバっているでしょ。サオリは小さいし、コロコロしていて、あの子達みたいだってユウセイと言ってたんだ』
< 324 / 337 >

この作品をシェア

pagetop