孤高なCEOの秘密を知ったら、偽装婚約で囲われ独占愛に抗えない
「……うん、似合ってる」


 満足したようにうなずいた社長は、私の両肩を押さえて、肌の上に載ったダイヤに音を立てて口づける。

 固い感触とやわらかな感触に押され、ぴくんと肩が飛び上がる。


「俺はここに、お前への愛を置いていくから。いつだっていい子で待っていて。
 俺は絶対に佐織のところに帰ってくるから」

「はい……っ」


 抱きしめられて、また深い口づけを交わす。


「もうひとつ、言い忘れてたな」


 なにを……? と問いたかったのに、とろんとした頭では上手く唇を動かせない。

 でも、社長がくれるたった一言の言葉に、涙と一緒にあふれる気持ちが止まらなくなった。


「佐織、……ただいま」





end.
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