世界できっと、キミだけが
付き合う…?
私が、浩一さんと。
私は竜が好きで。
でも返事を待ってもらっている状況で。
でも…。
「わかりました」
こうなったのは私の責任だし。
浩一さんがそう望むなら。
それで、償えるのなら。
「ははっ。冗談だよ。まさかオッケーされるなんて思わなかったけど」
浩一さんは笑ってそう言った。
なんで…。
「私、本当にそう思ってます。それで」
「僕の気がすむのなら?」
「え…」
「僕のケガを自分の責任だと感じて、償いのように付き合ってもらったも嬉しくないよ。そこに君の気持ちはないでしょう?」
そう言われ、私は口を噤んだ。
私、最低だ…。
自分のせいだって自分を責めるあまり、浩一さんに酷いことを。
「ごめんなさい…私……」
「なんてね。責めるつもりないよ。僕も試すようなこと言ってごめん」