ガキ大将が王子さま
「お兄ちゃん。おかえり!」
見た目は、想像からはみだしまくりだけど、この雰囲気は、お兄ちゃんなんだ。
「ん。ただいま!
だけど、もうお兄ちゃんと呼ぶのは、止めよ。」
そう言われてしまい、戸惑ってしまう。
「俺の名前、覚えてないんだろ?喜多条睦月だから、睦月って呼んでくれ」
「む…む、つき、さん」
「ん、だんだんとでよいから慣れてくれよ。俺の奥さんになるんだからな。」
そんなこと言われて、顔に熱が集まってしまう。
きっと赤い。
「妃真は、相変わらず可愛い!」
そんなこと言いながら、校外へと移動していく。
連れてかれるままについていくと、車に案内された。
助手席がわのドアを開けて
「さあ、乗って」
言われるままに乗り込む。
お兄ちゃんが運転席につくと質問してみる。
「お兄ちゃん。なんで今日きたの?学校をなんで知ってたの?今日って仕事やすみとか?」
思ったことが口から出ていると、頬に手を添えられて口を塞がれた。
「…っ」
いきなりのキスに言葉にならない。
しかも軽くなかったし…
「また、お兄ちゃんて言った。」
唇を離して妖艶に微笑みながらそう言った。
たしかに、言ったけど…